2007年10月 アーカイブ

秋川久紫詩集『花泥棒は象に乗り』が第18回富田砕花賞を受賞しました。

 このたび、秋川久紫さんの詩集『花泥棒は象に乗り』が第18回富田砕花賞を受賞しました。秋川さん、おめでとうございます。これは、秋川さんのはじめての詩集です。この受賞を機に、「戯曲風詩篇」をはじめとして、さらに独自の詩の世界を展開されることを楽しみにしています。 


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 近藤弘文さんの詩集『夜鷹公園』が刊行されました。「夜鷹」ということばから、いくつかの連想に誘われるかもしれませんが、読み進むにつれて、そうした先入見は解体されて、「だれもいない」場所にたどりついていることに気がつかされます。短かい詩をひとつ紹介します。

 樹皮と雪

樹皮の燃え尽きたあとをながめて
それが雪に
それが雪にかわる
こともあるはず
と書いた

トビヒスイ
吐くのなら
もっとしずかな泥を

 行から行へと渉る、そのことばの動きを、多くの人に味わっていただければ幸いです。

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本体1500円+税
A5判変型(125×190ミリ)
装丁 土田省三

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 スコットランドの詩人、ウィリアム・オールド(1924 - 2006)の本邦初訳詩選集『ウィリアム・オールド詩集ーーエスペラントの民』が好評発売中です。臼井裕之氏の清新な翻訳で、自ら「エスペラントの民の詩人」と称したウィリアム・オールドの「今日を生き抜いた」詩をお読みください。本体2100円+税

 リニューアルに伴い紹介ページができるには少し時間がかかりますので、ご注文はメールあるいはFAX(048-466-5838)でお受けしています。

新刊のお知らせ

 近藤弘文さんの詩集『夜鷹公園』が刊行されました。「夜鷹」ということばから、ある連想に誘われるかもしれませんが、読み進むにつれて、そうした先入見は解体されて、「だれもいない」場所にたどりついていることに気がつかされます。そして、行から行へと渉る、そのことばの動きに魅せられるのです。短かい詩をひとつ紹介します。 
 樹皮と雪

樹皮の燃え尽きたあとをながめて
それが雪に
それが雪にかわる
こともあるはず
と書いた

トビヒスイ
吐くのなら
もっとしずかな泥を




 本体1500円+税
 装丁 土田省三
                      (2007年10月19日)
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 スコットランドの詩人、ウィリアム・オールド(1924 - 2006)の本邦初訳詩選集『ウィリアム・オールド詩集ーーエスペラントの民』が好評発売中です。臼井裕之氏の清新な翻訳で、自ら「エスペラントの民の詩人」と称したウィリアム・オールドの「今日を生き抜いた」詩をお読みください。
 そのなかから、冒頭の一篇を紹介します。

エスペラントを学ぼうとしない恋人に  ウィリアム・オールド(臼井裕之訳)

きみはエスペラントをやろうとしない
それでもいいさ 理由は分かっている
エスペラントがぼくの口を突いて出ると
きみはすっかりご機嫌斜め

そうさ そんなとききみが一瞬、息を呑むのを
ぼくが知らないとでも思っていたのか
きみはエスペラントに嫉妬しているのさ
半分ずつ 分け合わないといけないのだから

でも考えてごらん 些細なことに
執着してもしょうがない ザメンホフ先生の
模範文例集にでも 取り組む方がましさ

そうすれば きみは今よりいっそう人間らしくなる
ぼくに対立するのではなく 共感するようになる そして
何より ぼくの書いた詩を読めるようになる


  *模範例文集 1894年に第一版が出版された、ザメンホフが著した42課からなるエスペラント入門用の例文集

本体2100円+税
 リニューアルに伴い紹介ページができるには少し時間がかかりますので、ご注文はメールあるいはFAX(048-466-5838)でお受けしています。