2008年07月12日
midnight press EXTRA発行!
ミッドナイト・プレスでは、このたび、7月13日に開かれる「第12回TOKYOポエケットin江戸博」への参加に併せて、midnight press EXTRAを発行しました。「2008年夏、いま、詩はどこにあるか?」というテーマで、12人の方(近藤弘文、清水あすか、chori、須永紀子、上田假奈代、タケイリエ、小林レント、柴田千晶、久谷雉、ヤリタミサコ、桑原滝弥、中村剛彦)に書いていただきました。B4二つ折り4ページのフリーペーパーですが、中身はアクチュアルです。なお、近くこのHPでも、このEXTRAを閲覧することができるようにしたいと思います。
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五月女素夫の『月は金星を釣り』が刊行されました。これは、著者の五冊目の詩集です。著者独自の美学は深みを増しつつ、ことばの揺れ動くさまはいよいよとらえがたく、そうであるがゆえに、詩が生成する時空がリアルに立ち上がってくるようです。その冒頭の一篇を。
言葉 五月女素夫
ふたりきりで遊び ふたりきりで話した
それだけの サークル
だから
酔ったときにだけ云われる言葉があるのだけれど
謎をかけられても ふしぎな気持ちになった
そのひとに からだは甘えたい
そんな事かもしれない
酔わないと
”でも、云わないのね
おもいだせないくらいの秘かなふかくに
蔵われている
そういう言葉など あるのだろうか
茨の繁みに
酔った頭をつっこんで
夜の肺がひかるくらい樹木のミントをすいこむ
ひとり
あるきながら帰る
坂の 途中
ならんでいる 家と 家の
間に
見える深夜の空は けむっている霧状にやわらかい
間に ある
ひとりには 余る
ただ
それだけの
言葉で あるのに

本体2000円+税
A5判・並製
装丁 土田省三
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近藤弘文さんの第一詩集『夜鷹公園』が好評発売中です。「夜鷹」ということばから、いくつかの連想に誘われるかもしれませんが、読み進むにつれて、そうした先入見は解体されて、「だれもいない」場所にたどりついていることに気がつかされます。短かい詩をひとつ紹介します。
樹皮と雪
樹皮の燃え尽きたあとをながめて
それが雪に
それが雪にかわる
こともあるはず
と書いた
トビヒスイ
吐くのなら
もっとしずかな泥を
行から行へと渉る、そのことばの動きを、多くの人に味わっていただければ幸いです。

本体1500円+税
A5判変型(125×190ミリ)
装丁 土田省三
*
スコットランドの詩人、ウィリアム・オールド(1924 - 2006)の本邦初訳詩選集『ウィリアム・オールド詩集ーーエスペラントの民』が好評発売中です。臼井裕之氏の清新な翻訳で、自ら「エスペラントの民の詩人」と称したウィリアム・オールドの「今日を生き抜いた」詩をお読みください。本体2100円+税
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リニューアルに伴い紹介ページができるには少し時間がかかりますので、書籍のご注文はメールあるいはFAX(048-466-5838)でお受けしています。
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五月女素夫の『月は金星を釣り』が刊行されました。これは、著者の五冊目の詩集です。著者独自の美学は深みを増しつつ、ことばの揺れ動くさまはいよいよとらえがたく、そうであるがゆえに、詩が生成する時空がリアルに立ち上がってくるようです。その冒頭の一篇を。
言葉 五月女素夫
ふたりきりで遊び ふたりきりで話した
それだけの サークル
だから
酔ったときにだけ云われる言葉があるのだけれど
謎をかけられても ふしぎな気持ちになった
そのひとに からだは甘えたい
そんな事かもしれない
酔わないと
”でも、云わないのね
おもいだせないくらいの秘かなふかくに
蔵われている
そういう言葉など あるのだろうか
茨の繁みに
酔った頭をつっこんで
夜の肺がひかるくらい樹木のミントをすいこむ
ひとり
あるきながら帰る
坂の 途中
ならんでいる 家と 家の
間に
見える深夜の空は けむっている霧状にやわらかい
間に ある
ひとりには 余る
ただ
それだけの
言葉で あるのに

本体2000円+税
A5判・並製
装丁 土田省三
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近藤弘文さんの第一詩集『夜鷹公園』が好評発売中です。「夜鷹」ということばから、いくつかの連想に誘われるかもしれませんが、読み進むにつれて、そうした先入見は解体されて、「だれもいない」場所にたどりついていることに気がつかされます。短かい詩をひとつ紹介します。
樹皮と雪
樹皮の燃え尽きたあとをながめて
それが雪に
それが雪にかわる
こともあるはず
と書いた
トビヒスイ
吐くのなら
もっとしずかな泥を
行から行へと渉る、そのことばの動きを、多くの人に味わっていただければ幸いです。

本体1500円+税
A5判変型(125×190ミリ)
装丁 土田省三
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スコットランドの詩人、ウィリアム・オールド(1924 - 2006)の本邦初訳詩選集『ウィリアム・オールド詩集ーーエスペラントの民』が好評発売中です。臼井裕之氏の清新な翻訳で、自ら「エスペラントの民の詩人」と称したウィリアム・オールドの「今日を生き抜いた」詩をお読みください。本体2100円+税
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リニューアルに伴い紹介ページができるには少し時間がかかりますので、書籍のご注文はメールあるいはFAX(048-466-5838)でお受けしています。
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